雪も解ける季節となりました。おくればせながら、新年の挨拶と、ちゃんと、この学舎が活動しているというご報告と、新しい春に向けて準備をしつつあることをお知らせしたいと存じます。
昨年10月から開講した古典語教室は、できたばかりの教室、古典語だけという新奇さ、時期の半端なこと、後ろに強力な組織がついていない、などの理由から、あやぶまれた部分もありましたが、幸い、たくさんの方々から興味を示していただき、また実際に開始につきあって下さった方々もおり、まずまずのスタートだったのでは、と思っています。感謝申し上げます。
授業時間の設定など、改善すべき点もありましたが、これは、順次、最適のものを求めていく、ということにしたいと存じます。
発見したこととして、現在のところ我が国で古典語を学ぼうとする場合に、初級を終えたひとたちが自立して古典文献を読むのを補助する教材がない、という事実があります。これは当学舎にとって最大の課題のひとつであるに違いなく、出版事業の最初の目標として取り組みたいと思っています。また、新年度・新学期に向けて、入門的な短期講義も計画しています。
それでは、今年もよろしく。みなさまにとってこの新しい年が実り豊かなものであることをお祈りしつつ、ご挨拶を終えたいと存じます。
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顧 哲夫 (木曜日, 03 7月 2014 16:04)
古典ギリシア語の在来の定訳、定説に飽き足らず『古典ギリシア語を考ええる』と題するサイトを立ち上げました。トゥーキュディデース、クセノポーーンのいくつかの箇所の定訳の批判。与格分詞句が時を表わすとか、対格の序数が時の広がりを示すなどという文法説明に対する批判をのべています。アドレスは:
https://sites.google.com/site/kotengirishago/
e-mail: koshi.tetsuo@nifty.com